2018.10.29(木) 「Inspiration & Power」於 東高円寺 UFO CLUB
《出演》
NANORISK AKATSUKI(from France)
gloptin
藤
uxnxixcxexf
根岸卓平
めっちゃ面白かった。ブッキングの妙の冴える1日でした。
一番手の藤さんは、2人組みのギターノイズユニット。暴力的なノイズで大暴れして、10分と少しくらいで去っていったのがかっこよかった。めちゃくちゃ怖い人らなんかなと思ったら、楽屋ですごく優しくしてくださったので嬉しかった。
2番手のuxnxixcxexfさんは3人組みで、ジャンクな音の組み合わせで、絶叫しながら1分足らずの楽曲を繰り返していた。ヒリヒリした感じが、そしてそれを「ヒリヒリしたもの」として観客も受け入れてるのが東京っぽくてよかった。
リハーサルの段階でなんとなく察していたのだけど、NANORISK AKATSUKIさんの姿を見かけない。スタッフの方に訊くとどうやら、朝は中野にいたそうだけど、忽然と消え、連絡も途絶えたままだという。
それでもオンタイムで進めようとなり、40分後にgloptinさんの演奏が始まった。gloptinさんもすごかった。
gloptinさんは自作のパーカッションで強靭な爆音を叩きまくり、血管切れるくらいめっちゃ叫んでて、途中で半裸になって、機材の電飾でカラフルな模様が肌に映し出され、それでも「空の向こうに笑顔」とかが聞き取れて、すごかった。「これはカニさんや斑鳩さん案件では…」と思いながら観ていた。突き抜けてて面白かったし、まっすぐな人はやっぱりかっこいい。
結局アカツキさんが現れずじまいだったので、わたしも40分後に演奏した。
スタッフの竹井さんがアカツキさんのいない分、長めに演奏してもいいですよ、と言ってくださったので、1曲多めに演奏しようと決める。鼻炎による鼻汁をすすりながらも、待っている40分で「よすが」の練習をした。
1曲目からみなさんが集中してくれてるのがわかってうれしく、自分もいっそう集中できた。
「骨と燈」がずっと自分の曲でないような気がしていたのだけど、やっと自分の呼吸のペースに追いついてきた感じがあって、よかった。もしかしたらそれが一番の収穫かもしれない。
終演後、いろんな感想を聞けてうれしい。「火の輪くぐり」を作ってよかったなと改めて思った。CDもたくさん手にして頂いて、「さざなみ」や「統合失調症のひろば」の感想もその場でいただく。竹井さんは明石の人やので、地元話に花を咲かせたのも楽しかった。
なんとなく嬉しくなってお寿司を食べて帰る。
1.一億の夜 2.白い栄華 3.千年 4.骨と燈 5.みなかみ 6.架空 7.火の輪くぐり 8.よすが
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滴草由実さんの新曲がとてもいい。。「先鋭的なポップス」の意味を押し広げている、稀有なアーティストだと思います