Negishi Takuhei

根岸卓平の演奏日程と、その後記

2018.08.14(火)於 大久保 ひかりのうま

《出演》
虚無虚無クラブ
ふゆふきうどん
根岸卓平

ご来場ありがとうございました。

今回共演する方々はずっと名前の気になっていた方々なので、ご一緒できてよかった。ふゆふきさんは最初、いまを生きる女の子の歌やなぁと思って聴いていたけれど、最後の2曲「女のロックンロール」と「私が自由で迷惑かけてるね」という歌(お母さんに向けて、なのだろうか)がほんとにすごかった。紛れもなくそれは「うた」だった。あとカニさんの「チンポのロックンロール」のひどさもわかってよかった。

虚無虚無さんは都合、3曲しか聴けなかったけれど、パンダやペンギンの歌があって可愛らしかった。トゥーマッチな感じが面白かったな。

わたしはと言うと、直近で弦が切れ交換したので、当日はチューニングの狂いばかり気にしてしまった。新曲「火の輪くぐり」も練習通りに音が鳴らなかった。後味が悪い。

ライブの後はうどんちゃんとたくさん話をした。わたしはその場で答えを要求されることが苦手だから、うどんちゃんを前にして、返答を出し惜しみするようなことしかできなかった。それにデモとか芝居とか観にいってるけど、AVや着エロで育った生き物なので、話の流れでうどんちゃんをおんぶしたとき、とても背徳的な気持ちになった。でも呼び捨てで呼んでくれてはってたし、気にし過ぎなのかもしれない。

観に来てくれてた清岡さんと2人で帰る。3ヶ月前と同じで、国立で下りて、バス停に座る。

鳳って、なんで一曲目なんですか。そう訊かれて、一曲目っぽいから、ですよ、と答えると、あの曲、一曲目にするには難しくないですか、と言われる。

並んでるコードがCとかEとか簡単なものだから、僕の技術が足りないだけだと思います、と言うと、いや、並んでるコード一つ一つは押さえやすいけれど、曲になると別ですよ。

新曲も、あんなメチャクチャなの、よくしますね、といわれて、練習ではもっと音が鳴るべくところで鳴ってたんです、というと、いや、そういうことじゃなくて、あんなに複雑な運指をよく思いついたなってことですよ。

あなたはあなたが思っている以上に、複雑な曲ばかり作ってるから、うまくいかなくても引きずりすぎるのは違いますよ。対策を取ればいいんだから。なんとなく身軽になる自分は、どこまでも単純だ。

いま一番好きなオジさんの画像などを見せていると、気づけば早朝5時になっていたので帰宅。それでもどんな時もパニックにならない、人前に立ってもいつも通りに弾ける、強い心が欲しいなぁとやっぱり思う。

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よすが」を作った頃はこの曲が好きだった。発売から一年経ってもずっと好きで、この曲のリミックスが欲しいがためにアルバムを買ったりした。編曲がハロプロでおなじみ平田祥一郎さんだと今更知って感動しました。

1.鳳 2.架空 3.白い栄華 4.みなかみ 5.骨と燈 6.千年 7.火の輪くぐり 8.よすが