Negishi Takuhei

根岸卓平の演奏日程と、その後記

【後期】2018.01.22(月) 於 八丁堀 七針

出演 :
アニュウリズム
佐藤玲
根岸卓平

ビックリするくらいの豪雪で、窓あけても雪やし歩いても雪やし、滑るし寒いし、駅についても人まみれで黒く濁った雪のこびりついたコンクリ、電車満員。清岡さんからのライン、今日はぼくのでるイベントは中止になりました、という旨。ほんま、こんなんでイベントできんのん、と思った、


横殴りの吹雪を掻い潜り、シェルターのような七針、あけると、佐藤さんアニュウさん、林谷さんがストーブ囲んでて、やわらかな感じ、


イベントの中止が相次いだのもあったのか、フタを開けるといろんな方々が観に来てくださってうれしかったな、わたしが初めて七針で演奏した日も、そういえば雪の日だった、みんなゲンキにしてるかな、

佐藤さんはやわらかな女性のうたというか、これはじぶんでは作れないうただなと思った、あとアニュウ兄さんはわたしが”上京して初めて演奏する”ということに言及した上で、わたしの好きな「私の心」を歌ってくれて、粋なはからい、ほんまええうた、

わたしはトリで、なかなか不安点ばかり目についてしまった。例えばマイクや、足の組み方。椅子。指と弦の、関係。はやく自分にとっての「ちょうどいい」を知るべきだと思うのに、

だんだん気持ちも乗ってきて、そうだ、「架空」のころ。ああ、季節を思って、歌うことを忘れている、と思い出し、七針のそとの雪のことを思いながらうたった、七針のまえにはあたたかなお店があり、窓はくもり、すこしゆくと、曲がりかど、橋、ファミレス、

このうたは、若山牧水のことを思ったうたでもあった、たまたまカバンに忍び込ませた歌集、


とても楽しくMCもでき、もうひとりでダダーッと話してしまって、けれど、よかったというひともいてくれたし、よかったのかもしれない。あまり深く考えないようにしているので、揺れないじぶんがいる、

「さざなみ」に興味を持ってくださる方もいてうれしかった。熱心に読んでくださるかたもいた。なにをしていても、興味を持ってもらえるのはうれしい。

帰りに佐藤さんとたくさん話して帰った、お互いのこれまでのことを話して、佐藤さんはもともと絵を描いていたけれどいまは音楽にも興味があるというスタンスで、ルーツはちがうけれど、「作る」というはなしをするのは、どんなものでもうれしい、

1.鳳 2.実を吸うて 3.架空 4.骨と燈 5.千年 6.一億の夜

f:id:uncowakigerecords:20180125185605j:plain